泥舟さん日記㉔『沈没船にはお宝がいっぱい』~ノンフィクション風ビジネス血風録~

泥舟さん日記です。

深く考えず、軽い気持ちでお読みください。

※文面は、サポーテストで再構成しております。あくまでもフィクションですので、ここに出てくる人物・会社・団体名は存在しません。「ノンフィクション風」ということでご理解いただければ。

「会社とはなんぞや?」と考え始めて数年間、様々な職種の方々に、その疑問に対する言葉を聞きかじりながらまとめております。
文章のみですので、それぞれで捉え方をしていただきたく、深く考えず軽い気持ちで想像力を働かしながらお読みください。

~「泥舟日記」より~

その24「不思議なこと」

11月

世の中には「不思議」がたくさん存在する。

「どう考えても当時の人々にこんなことが出来るなんてありえない…」
「現代科学ではとうてい解明できない…」
「神の仕業なのか…」

など、不思議を表現するフレーズはこんな感じだろうか。

「世界の七不思議」なんてのも、名だたる学者が臨んで未だ解明されていないが
逆にそういうところに様々な想像力をかきたてることができるので「遥かなる未知なものへの憧れ」という浪漫を感じるのだろう。


スケールの小ささではどの世界にも負けない自信はあるが、弊社にも「七不思議」は存在する。

ほとんどが人事に関する不思議なのであるが

「どう考えてもあの人に部長職がつとまるなんてありえない」
「あの人が出世するなんて現代科学をもってしても解明できない」
「やはり専務の仕業か…」

こちらは、まったくの想定内のフレーズでもあり浪漫の欠片もなにもない。

オフィスをよくよく見渡せば、七不思議でなくそれ以上の不思議はあるように思える。

漏れ伝え聞く話を総合すると今の経営陣も、その当時の人たちに言わせれば不思議人事だったそうだ。


まあ、何が一番不思議かといえば
こんなにたくさんの「負の摩訶不思議」があるのに
それでも会社が回っているのが最もな不思議である。


「不思議な人事も、経営判断も、役員が特権階級だと思っている不思議な伝統も、すべてこの会社を構成する一部なのだ」

と、何が起こっても動じない会社の不思議に免疫のついた俺が、人事異動の時期でもないのに上司の異動が貼られていた掲示板を見て言い聞かせたことであった。

さすがに、想定以上のある種の絶望感があった。

 


今月のわかったこと
「ときに会社では、納得いかない事象のパッケージを『不思議』という名で封印するのである。封印されたものは何も考えず無造作に置かれるが、封印された側はしっかりと覚えているだろう。火がつけば燃え上がる可燃性なので取り扱いにはくれぐれも注意が必要である」

2023年09月08日