サポーテストが経営について考える新シリーズ「ご迷惑かもしれませんが○○を考えてみました」です。
経営に関することで学んで気づくことがあれば、ご迷惑かもしれませんが一緒に考えてみましょう。
僭越ながら、今回の○○は「フォロワーシップ」とさせていただきます。
フォロワーと聞くと、SNSでアカウントを登録する(フォローする)方を浮かべるのではないでしょうか。
登録者数10万人とか、100万人とか、フォロワーは人気者のバロメーターのように使われていますが 、フォロワーシップは「登録者が何かをする」という意味では決してなく 、「指導者を補佐する能力。また、部下としての地位・任務」という意味になります。
ちなみに、フォロワー(follower)は「後に続く者」+「職務や任務など」のシップ(ship)で、すなわち「後に続く者の職務や任務」です。
リーダーシップという言葉はよく知られていますが、フォロワーシップはリーダーシップを発揮させるために非常に重要ですので、この機会に考えてみましょう。
では、フォロワーシップを、よりわかりやすく、よりサポーテストなりに理解していくために、ご迷惑かもしれませんが、こんな質問を考えてみました。
●質問①:ご迷惑かもしれませんが、「リーダーシップを発揮していればフォロワーシップなんていらねーんじゃないの」
現場でもグループでも、組織というものにはリーダーシップが必要となります。強いリーダーがいれば、メンバーは従いついていくだけでよいのではないかと思われがちです。しかし、リーダーも人間ですので結果的にミスリードとなってしまうこともありえます。これが何度も続いてしまうと、リーダーの求心力は衰えて、組織がバラバラになってしまいかねません。
そこで、リーダーシップに加え、組織をひとつの方向に持っていくために「後方からコントロールする」ことも重要となります。
たとえば、グループから離脱しそうな課員をさりげなく寄り添ったり、会議の参加者が積極的に意見を伝えていくことで活性化させたりするのがフォロワーシップ。
また、合コンなどで話が尽き、静かになっているところに、主催者以外でさりげなく新たな話題を投入して話を振っていく「裏で回すメンバー」もフォロワーシップです。
こう考えると、フォロワーシップとは「縁の下の力持ち」的な感じでしょうか。
●質問②:ご迷惑かもしれませんが、「なんで肩書きのない社員が組織に気を使わなきゃなんねーんだよ」
会社や業界の会合に参加したキャリアの浅い社員でも、会にグダグダさが咲き誇ると「お世辞抜きでリーダーシップが欠けているなぁ」と思ってしまうこともあるでしょう。
また、現場でも改善案を伝えているのに上からは何も反応もなく、がっかりした…なんてこともあるかもしれません。
そんな場合は「何の収穫もない会議だった」や「配属ガチャでババを引いてしまった…」などと古く硬直した組織体制を嘆かずに
ここは大人になって「さりげなくリーダーや参加した目上の方に修正を促そう」「ベテランはこの組織の悪い部分を気づいていらっしゃらないので私がさりげなく良い方向に変えていこう」と少しでも思っていただければ、たとえ会議や現場が「残念なこと」になったとしても確実に自分自身が成長できるのではないかと言い聞かせていただければありがたいです。
こう考えると、フォロワーシップとは「下からの突き上げ」的な感じとも取れます。
●質問③:ご迷惑かもしれませんが、「なんかフォロワーシップって目立たないので、リーダーシップより評価低い感が拭えないだろ」
成功した事例を見ると「リーダーの決断がすばらしかった」や「リーダーのおかげでチームが一丸となった」のような要因が浮き彫りにされて賞賛されていますが
フォロワーシップ側から見ると「リーダーの決断やチーム一丸となったのは、メンバーの協力があってこそ」と捉えることもできます。
どうしてもリーダーが目立ってしまいますが、実行するのはメンバーも同じです。
メンバーそれぞれの力を発揮しなければ成功には導けません。
こう考えると、リーダーシップが平均以下でも高いフォロワーシップがあれば組織運営は成り立つのかもしれません。
周囲は「先頭に立って進むリーダーと後方から支えるフォロワーの評価」というのは忘れてはならないことでしょう。
このようにフォロワーシップは、組織を構成するメンバーの協力や盛り上げによりリーダーを補佐しているという部分があります。
経営者というリーダーは一人だけでは経営できません。会社という組織にフォロワーシップのできる社員がいてこそ成り立つのではないでしょうか。
そのためには、日頃からフォロワーシップの理解や評価をすることが重要になってきます。
そして、フォロワーシップの醸成する組織風土作りも大切なことでしょう。
また、フォロワーにとっても、見切ってしまった残念なリーダーへの誹謗中傷をせず、できるだけフォロワーシップで盛り上げていただければと思います。
そこはSNSのフォロワーと似ています。
※ご迷惑かもしれませんが、あくまでも個人の見解です。