ことわざ・慣用句からビジネスに役立つ何かを考えるシリーズの今回のテーマは「蛇の道はヘビ」です。
意味は、大蛇が通る道は同じ類の小蛇や他の種類の蛇なら容易に分かるという説に由来をしています。
「同類のすることは、その方面の者にはすぐにわかる」ということです。
ヘビという言葉からか、イメージとしてはあまり良いようには使われない気がします。
ビジネスパーソンならば、会社内にて(色んな意味で)倫理的によろしくないことをしていると噂の人間を
「あいつはいろいろと怪しいぞ」と限りなくクロに近い灰色の人間が訝しんでいるのを見て
「お前が言うな」と心の中でツッこんだ経験はあることでしょう。
このダークグレー同士こそ、「蛇の道はヘビ」そのものでしょう。
「目クソ鼻クソを笑う」ともいいますが、いずれにせよ、怪しい者同士の見苦しいやり取りは遠くから見ているのが一番楽しいと思います。
おそらく、「疑惑があるのでは?」と怪しんでいるからこそ、その人間も過去に同じような経験がある、すなわち「幸運にもバレないでここまで来た怪しい奴」と周りの人間もさらに疑惑をもってしまします。
たとえば
自分のやっていることがバレそうになり、出世争いでライバルを蹴落とすためにも、
「あいつ(担当者)と取引会社社長は仲が良いので、彼らは癒着しているんじゃないか」と、あらぬ噂を立てて少しでも自分の利益を画策する。
●「成り上がりへの道は先制攻撃」
どうにかこうにか出世し、会社の幹部になり、社員を集め、
「会社の利益が良くないのは、まさかオマエ達が悪いことしているからじゃないだろうな」と
経験者としか思えないようなことを普通の感覚でのたまう。
●「パワハラの道は墓穴」
追い詰められた幹部が
「俺だけじゃないぞ、その当時の羽振りのいいヤツはみんなやっている」と、両者リングアウトを狙い、あることないことを告白(ゲロ)をする。
●「残された道は懲戒解雇」
不祥事の責任を取らされ、まさにヘビならぬトカゲのしっぽのように切られていく悲しい運命のサラリーマンも過去にいることでしょう。
そのような方は
「会社のためにやったことなのに・・・」との言葉を添えるのが常ですが、
会社としても「蛇の道はヘビ」社員を教訓として、社員が不祥事や倫理的に良くないことに巻き込まれないようにすべきだと思います。
そのためには、「コンプライアンス違反」を監視するなどの様々な自浄努力をしていること思いますが、なかなか根絶は難しいようです。
そんな企業努力を上回るほどのパワーアップした大蛇との「イタチごっこ」なのでしょうか
ヘビなのか、イタチなのか、よくわからなくなりましたが・・・
※あくまでも個人の見解です。