そこはかとなくリスクを考える①~何もしないというのは間違いです

 

今回は「リスク」について考えてみます。


「この選択は失敗するリスクがある」

「雨で中止になるリスクがあるので代替案を考えておこう」 など

日常会話でもよく使われるこの言葉、はっきりとわからなくても「リスク」が持つ雰囲気くらいはお分かりになられる方も多いのではないでしょうか。

辞書などで「リスク」を調べると「危険」や「危機」としているところもあります。その意味としては「将来起こる不確かな事象とその影響」となっておりました。 また、別の辞典では「リスクは予想できるもので、天災などは予想できないのでリスクではない」とも。あと、「クライシス」とか「ハザード」との用語比較もありました。(※用語についての説明は追々)


「ふーん…、なるほど…、余計にわからなくなった」って方も多いと思いますので、あえて言葉に気持ちが入りやすいといわれる関西弁風にいうと

「たぶんこのままだと、あんまりよろしくない出来事や可能性が起こるんじゃないの。知らんけど」のような

こんな感じで考えていただければいいのかなと思います。


この「リスク」ですが、時間的に考えてみると、「現時点」では何も起こってないわけで、リスクがあると思われる当事者の方々のほとんどは、こう言いたくなるでしょう。


「リスク、リスクって言うて、そんなん来るか来ないかわからんし、今は何にも来てへんのに、そんなん来てから考えますがな。おにーさん」と。


たしかに、今を生きる私たちの誰もが未来を確実に予想できるとは思えませんが、経営者の方やそこそこ責任のある肩書きの方、何かを守らないといけない立場の方などは、今を精一杯生きると同時に「これからを守る」ために常に未来を見据えて予測し、行動することが求められると思います。


「今のリズムはまあまあええ感じやから、近い将来とかに、いやーなことが起きると困るやんなあ。自分、そう思わへんか」

と先行きの不安を覚えれば、リスクと向き合えるようになるのではないでしょうか。


かといって

「今、全然ええことないから、今は何もせずにジッとしきまひょ。そんな考えはあきまへんか、あきまへんのか、自分」

とあまり何も考えてない方は、リスクを考えなくていいってことでは決してありません。

近い将来、さらに悪い目に遭う可能性もありますので、ここはリスクについて考えてみましょう。


リスクというのは、その大きさ、小ささに関わらず、生きている限り必ず発生するものだと思います。


外に出ると、空から何かが落ちてきたり、車が突っ込んできたりするかもしれません。

かといって、家に籠っていても天災や犯罪に遭う可能性も否定できません。


「そんなこと言うてたら、どこもかしこも危険やおまへんか」


その通りです。

「何が起こっても不思議ではない」ことは、様々な自然の猛威を思い知ってきた我々が一番わかっているのではないかと。


ただ、これらは交通事故や天災の類ですので、厳密にいうと辞典などで定義している「リスク」ではありませんが今の世の中を生きる覚悟としては、必要なのかもしれません。コロナウィルスなどの疫病や頻発する天変地異は、現代においてはリスクのうちの一つと考えた方がよいのかも。


それはさておき、リスクの捉え方として、

「確率の大小はありますけれども、生きてたら何らかのリスクはついて来るもんでっせ」

とするならば、生きている限りリスクはついてくるものですから、何もしなくてもリスクはあるものなのです。


そう考えると、我々にできることは、

「リスクを持たない=ゼロにする」のではなく、

「リスクはあるものだと受け入れて、そのリスクを減らしたり、少なくするように努める」

ことなのではないでしょうか。

それは「気持ちの持ちよう」なのではないかとも思います。


「リスクなんか持ってたら損するだけやん」という発想もありますが

「そんなんやったら、何もせんでもリスクっちゅうやつがあるなら、やるだけやってみようやないかい(訳:どこに行ってもリスクがあるなら気にせず頑張ってみようか)」


と少しでも思ってくだされば、これから起こりうるリスクとも上手く付き合っていけるのではないかと。



今回のまとめとしては

・リスクは予想できるもの

・リスクは受け入れることが必要

・現代では「何が起こっても不思議じゃない」ほどのリスクに対する覚悟が必要

などなど


ビジネスシーンが劇的に変化していく状況下で、このリスクに対する考え方は、会社経営にとって必須事項といえます。

そこで、リスクというものを身近に感じていただきたいという願いを込めて、

不定期連載で「リスク」について考えたいと思います。次回は「考えうるリスクは必ず起きる…他」です。


※あくまでも個人の見解です。

「リスクを考える」を「クスリを考える」と間違った方々、決して薬物については考えませんので。結論は出ております。「リスクはしない・させない」のではなく「受け入れるもの」だと思います。ある意味、逆です。

2021年04月18日