今回は「棚からぼた餅」です。「労せずして思いがけない幸運に出会うこと」という意味です。
由来としては、棚の下で寝ていたところ、ぼたもちが何かの拍子で落下し開けていた口の中に入ったという昔話からとされています。
現代なら、寝ながら口を開けている方は、口が乾く原因にもなりウィルスが繁殖して病気になってしまうおそれもあります。また睡眠時無呼吸症候群も疑われます。いずれにせよ「口を開けて寝ると良いことはない」ので、今を生きる皆様はご注意ください。
それはさておき、
ビジネスにおいて、この「棚からぼた餅」のような現象は実際に起きるのでしょうか。
①「コンペにおいて、競合先の致命的なミスでこちらに発注が転がり込んできたぞ。棚ボタだな」
②「4月の異動時に、嫌な上司が人知れず支社に飛ばされていたぞ。棚ボタだな」
③「厳しかった取引先の担当が突然変わったので、見積もり額が緩くなったぞ。棚ボタだな」
などのような予期せぬ幸運に巡り合った経験を持っている方は多いと思います。
ただ、そのぶん予期せぬ不幸、「逆・棚ボタ状態」もあるかと思います。
それぞれ
①「こちらのミスで発注が飛んでしまった。逆ボタだクソー」
②「入れ替わりに、それ以上に嫌な上司がやって来てしまった。逆ボタだバカヤロー」
③「見積額が思ったより低くなったが、接待費がかさんでしまった。逆ボタだあのヤロー」
など「棚ボタ以上」の打撃を食らう経験もあるかと思います。
教訓として、
それぞれ、
①「棚からぼた餅が落ちてくることもあるが、ぼた餅を受けきれず、落としてしまうこともある」
②「棚からぼた餅かと思ったら、全然食えねーヤツだった」
③「棚からぼた餅だと思ったら。とんでもない毒まんじゅうだった」
となるんでしょうか。
ただ一番困るのは、経営者だけでなくビジネスマンとして、
「棚からぼた餅」ならぬ「棚に上げてぼた餅を独り占めする」方に注意しないといけません。
「仕事が出来ないのに、他人を攻撃することでその場をしのぐ社員」
「悪い結果は常に部下の責任にして逃げ延びる上司」
「時代は変わっているのに、『古びた武勇伝』を再放送する経営陣」
など、これらの「自分のことは棚上げ人」がいると全体に影響を及ぼしかねませんので、独り占めしたぼた餅は会社の財産として没収されるべきだと思います。
その没収されたぼた餅も手あかがついており、到底美味しくないとは思いますが…
※あくまでも個人の見解です。
よくよく考えると
人生の中で棚からぼた餅が落ちてきても、その後はあまりいいことがなかったような気がします。
「前にぼた餅が落ちてきたから、もう一度来るかも」期待してしまうと、大ハマりしてしまうからでしょうか。
いろんな意味で「ハマり台」には注意したいものです。