さて、ことわざ・慣用句からビジネスに役立つ「何か」を考えるシリーズの今回のテーマは「言うは易く行うは難し」です。
意味としては「何をするにしても、口で言うのは簡単だがそれを実行するのは大変難しいということ」です。
ビジネスパーソンにとっては、経営陣のお偉いさんや後輩、客先など多方面に向けて使用したことが一度はあるでしょう。
口には出せず、心の中で思うことの方が多いと思われますが。
現場にいるほとんどの方は、さらに決して口には出せないこのフレーズもセットで付けているのではないでしょうか。
「ならばテメーがやってみろ」
たとえば
社長「必ずコンペで発注を勝ち取れ」
部下「競合との価格差が相当あります」
社長「そんなことは聞いていない。発注を勝ち取れと言ってるんだ」
部下「では、どうすればいいですか」
社長「そんなこと自分で考えろ」
部下「・・・(オマエがってみろよコノヤロー)」
●教訓①:『丸投げは易し、発注は相当難し』
こんなのもあります。
先輩「『俺に担当させてくださいよ。絶対伸ばしてみせます』と言って、キミに任せたあの件はどうなった?」
後輩「ああ…あの件っすか。あれは無理っす。取り合ってもらえませんでした」
先輩「先方にも了解を経たうえで引継ぎ完了出来たと思ったのだが」
後輩「最初は良かったんっすけど、相手先の要望に答えられなくて断ったら、切られました」
先輩「・・・(オマエに任せた俺がバカだった)」
●教訓②:『ビッグマウスは易し、引継ぎは思った以上に難し』
こういうのも・・・
顧客「値引きしてくれるかな」
担当者「見積価格は、切り詰めて相当ダンピングしてます。ここはなんとかそのままでお願いいたします」
顧客「それなら他社に帳合先を変更しようか」
担当者「そこをなんとかお願いします。在庫が残ってしまうと弊社の存続に関わります」
顧客「じゃあ値段引けよ。そちらの会社の事情なんて知らねーんだよ」
担当者「・・・(俺はテメーの都合いい人間じゃねーぞ)」
●教訓③:『パワハラは易し、しかし報復は難し、なので心の中で叫ぶしかないし』
経営者の方々にとっては、決して面と向かって言われた経験はあまりないと思われますが
「テメーがやってみろ」と、どこかで言われている可能性があります。ご注意を。
おそらく「言うは易く行うは難し」が浮かんだ時は、何かの理不尽さに苦慮している時でしょう。
そんなピンチの場面でもグッと我慢して会社を優先する担当者をはじめ、全てのビジネスパーソンに敬意を表します。
なので「心の中でなら、何を言ってもタダ」の精神で思いっきり叫びましょう。
公序良俗に反しない限り、日々頑張っているんですからそれくらいいいのではないかと思います。
そう考えると、ビジネスパーソンが対処しないといけないのは人間ではなく「日々のストレス」なのかもしれません。
※あくまでも個人の見解です。
まさに、コンサルタント業がクライアントに思われていること第一位は「言うは易く行うは難し」だと思います。
出来るかぎり「言うは難し、行うは易し」の提案を目標にしておりますが、それこそ「言うは易く行うは難し」です。
ホントは「言うは易し、行うも易し」の提案でいければ最高なんですが、それも「言うは易く行うは難し」です。
やはり「言うは易く行うは難し」の提案っていうのは、言うは易く行うは難しなんでしょう。
だから「言うは易く行うは難し」の提案っていうのは…(よくわからなくなったので、フェードアウト)