そこはかとなく製品ライフサイクルってのを考えてみる①

 

「朝には四本足で、昼には二本、夕べには三本で歩くものは何か」

これは世界最古のなぞなぞと言われております。答えは「人間」です。



人生の朝、すなわち赤ん坊のころはハイハイで四つんばいになり、幼少期からは二本足で、そして夕方の老年期には杖を借りて歩かないといけないということです。人間で三本足というと、まれに下品なおっさんが下品なことを想像するかもしれません。このブログの品位が落ちるので、早急に次に行きます。


さて、「いつでもどなたでも経営学を利用できる」を標榜するサポーテストが経営学のフレームワークについて、そこはかとなく考えるシリーズ、今回のテーマは「製品ライフサイクル」です。「Product Life Cycle= PLC」と呼ばれております。


『製品には寿命というのがあり、販売開始から「導入期」→「成長期」→「成熟期」→「衰退期」というをプロセスを通って寿命を迎える』という理論です。


怖いものなしの若い方でも

「今の自分が最高の自分だぜ。俺は常にアップデートしているのでこれからも衰えるなんてあるわけねーよ」

と思うかもしれませんが、

どんな枯れかけの下品なおっさんでも、きっと若い時は「歳をとるなんてずっと先のこと」と思っていたのではないでしょうか。

残念ですが、季節は移ろいやすく、あっという間に過ぎるものなのです。


それはさておき、この「製品ライフサイクル」ですが

言うなれば、人間の一生(ライフサイクル)のように

製品が生まれて(導入期)

→すくすく育って売上を伸ばし(成長期)

→立派な大人になって、売上が安定し円熟期を迎えるが徐々に下降線をたどり始め(成熟期)

→どんどん老いていくように見切りをつけられ終了に近づく(衰退期)ということでしょう。

ビジネスとしては、開発費や導入期までに投資した分をいかにして成長期や成熟期で回収するか、成長期や成熟期を長くするか、またはいかに衰退期の訪れを先延ばしできるかで企業の売上や利益は変わっていきます。

そのためには販売の仕方(戦略)も変化していきます。

人間が幼少期や学生の頃、社会人や老いてからの各時代における考え方や行動が違うのと同じことです。

「昔すげー売れたのに、今は全く見なくなった」商品はたくさんあります。

逆に「昔も今も形を変えながらも生き続けている」商品というのもあります。

製品ライフサイクルにおいては、各ステージでの販売戦略の成否が隠されていたと考えられます。(実例については、詳細に他サイトでは書いてあるはずですので参照いただけますことお願いします。『製品ライフサイクル 実例』をクリック)


人間でいうと、ともに若手時代は大活躍で、晩年も存在感を放っている方と「あの輝きはどこへ行ってしまったのか…」といった方との比較ということになるのでしょうか。

やはり、各ステージの「どう生きるか」という過ごし方(=販売戦略)が必要なんだと思います。


上図(無料画像サイトから拝借させていたきました)のように

よく記される戦略例としては

導入期には「商品を知ってもらう(認知度)」「需要を勝ち取る」ために多額コストが発生するので利益は伸びません。人間に例えると、幼少期や小中学校での文武や社会性を身につけている時期でしょうか。

売り方としても、商談時での説明や販売促進策に力を入れなければならないため「財力」「労力」の負担がかかります。
そして、なんとか認知度と需要がアップすると市場が拡大し、成長期に入ります。


成長期では、販売が急激に拡大するため売上も利益が上がり、人間の一生に例えると10代後半から20代の若さに任せて何でもチャレンジできるイケイケ状態にあたります。
売り方としても「黙っていても注文が取れる」ので、この期間が「一番楽しい時期」となります。


このあたりから、競合が見逃してくれなくなり、各方面よりこぞって参入してくるため市場が飽和状態に陥りはじめ、成熟期となっていきます。


この時期をドラマのモノローグ風にいうと
『僕たちはこんな楽しい時が永遠に続くんじゃないかと思っていた。でも、僕らの周りで何かが少しずつ狂いはじめ、まさかあんなことになるなんて、その時の僕らは知る由もなった…』
ってな感じでしょうか。

さて、これから成熟期に移るにつれてどうなるのか。

そんな大そうなものではありませんが、続きは「そこはかとなく製品ライフサイクルを考える②」にて。

ついでに、世の中にある「製品ライフサイクルのようなもの」も考えてみます。


※あくまでも個人の見解です。

ちなみに、私の成長期は決して楽しい時期ではなかったように思います。
気持ち的には導入期から成熟期にショートカットしたようです。
ひょっとして、いまだに導入期が続いているではないかとも…
もし私が製品ならば発売もされていなかったのではないか 

そして「人間でよかった」と
なぜか、感謝の気持ちが湧き出てきました。

2021年08月28日