ことわざ・慣用句からビジネスに役立つ「何か」を考えるシリーズの今回のテーマは「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」でございます。
由来は三国志で「馬謖」は武将の名前で命令を無視して自分勝手な行動をしたため大失敗してしまったので、規律を重んじるために涙を流して処刑したことから
「全体の規律を守るためには、たとえ愛するものであっても私情を捨て、涙を飲んで処分する」という意味です。
ビジネスシーンにおいて、優秀な社員が暴走してしまい、他の社員に示しがつかないため左遷や解雇などの懲戒処分を受けたという例は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、こういう組織は正常といえるのではないかと思います。
たとえば
社長や重役など権力を持っている「派閥の人間」の処分は、それ以外の社員より甘い裁定がくだされやすいこともあることでしょう。
●泣いて馬謖を斬ると思わせて峰打ち
これをやり始めると派閥抗争や社員の信頼感低下に陥りやすくなります。経営者の方、できれば好き嫌いで物事を決めるのはやらないほうがいいようです。
営業部門においてもよくあります。
納品価格のコストダウンを実現するために仕入れ業者に「協力」という名のプレッシャーを与える。
●泣いて納入業者を値切る
どう考えても、値切った人間は、ほぼウソ泣き確定でしょう。
値切った側はありがたみを感じるべきですし、あまりにも「当たり前」だという態度を取ると、最近は足元を救われることもよくありますので注意が必要です。
泣いている納入業者にとっても、これ以上泣かされ続けると身の危険を感じる場合は何か「違う道」を考えておきましょう。
会社のコミュニティでもよくあります。
会議が長引いてこの後の予定が立て込んでいる時は、全く重要案件でなくともかかってきた電話に飛びつき、さも一大事なように「残念ながら緊急事態なので失礼します」と上役の話をもっと聞きたかったかのように残念無念の空気を出して会議室から退出する。
●泣いて電話を切ったフリをする
いずれにせよ、状況がより良くなれば、斬(切)られた馬謖達も浮かばれるわけで、それを無駄にしないためにも、斬(切)った後「どうするか」が重要となってくるのでしょう。
切った人間にはそれほどの責任があるのではないでしょうか。
※あくまでも個人的な見解です。
ちなみに
日常生活でも、本意ではないのに、泣く泣く捨ててしまったこともあると思います。
私の友人は某マッチングアプリでいい感じになった二人の方のどちらかを選ぶことになって
泣く泣く一人をあきらめ、もう一人の方を選びましたが後日フラれました。
泣いて一人を切るが自分も切られる
そもそもホントに「いい感じ」になったのかの検証からはじめたいと思います。