そこはかとなく製品ライフサイクルってのを考えてみる②

 

前回までのあらすじ

「製品ライフサイクルのように、導入期から成長期へとステージを移し春を満喫していたが、時が過ぎると同じくして成熟期という大きな壁が立ちはだかる。果たして乗り越えることができるのか、はたまた衰退期に突入してしまうのか」

ということで、「いつでもどなたでも経営学を利用できる」を標榜するサポーテストが経営学のフレームワークについて、そこはかとなく考えるシリーズ、今回のテーマは「製品ライフサイクル」の2回目です。

前回は導入期から成長期までを、サポーテストなりの解釈で考えてみました。

今回は成熟期から衰退期までを考えてみることにします。


前回と同じく、無料画像サイトから拝借させていたきました。

上図のように
成熟期に入ると、需要も上がらず競合もたくさんいるので、なんらかの「差別化」を施さないと埋もれてしまいます。そうなるとコストがかかるため利益が落ちていくことになります。

この時期は人間の一生でいう、体力が衰え始めて足カセも増え「今後の人生プランを見つめ直す」年齢に差し掛かってくる頃です。

売り方としても思い切って値下げをおこなうか、または製品のリニューアルや他市場への進出など、このままでは売上は落ちていくばかりですので、思い切ってイノベーション(変革)を考えないといけません。

息の長い商品というのはおそらくこの時期に「何かが変わった」のでしょう。

衰退期に入りますと、需要も落ち始め、市場も縮小していき製品としてこのまま撤退していくのか、それとも「どうしてもその製品が欲しい方」向けへの販売に特化していくこととなります。


こう考えると、導入を成功させることや売上を伸ばすことも重要ですが、「顧客に長年愛される製品」にするためには「成熟期での対応をどうするか」がマーケティングも営業にとっても一番大切な時期なのかもしれません。

中高年から老年にかけて「人生の集大成にこれから何をするか、何をすべきか、自分は何者か」を改めて考えるのと同じことなのでしょう。

そこには「製品をどうしたいのか」という会社レベルの意思決定が必要となります。


これをドラマのモノローグ風にいうと
『あの時、僕たちは悩みも忘れてお互い笑いあって過ごしていた日々はずっと続くと思っていた。まさかあんな日々が来ることになろうとは知る由もなかった』

よく出てくるモノローグかどうかはさておき

製品も人もライフサイクルがあり、その時期に「与えられた課題に」対応する「戦略」というのが大事だということがわかります。

そして、課題を攻略出来た時にはじめて「何かが変わる」のではないでしょうか。

世の中には、このようなライフサイクルがあふれていると思います。

ヒトそれぞれ、モノそれぞれ、コトそれぞれライフサイクルがあるといっても過言ではないでしょう。

おそらく「形あるものは崩れる」「転生輪廻」「盛者必衰」ってことです。

参考までに、ライフサイクルの考え方として以下の例を挙げてみました。

●会社ライフサイクル
会社を立ち上げて、スタッフとともに一生懸命に働く(導入期
→軌道に乗りはじめ、一つの方向に向かって売上を伸ばしてきた「一番輝いている時期」(成長期)
→会社経営にも慣れてきたが、現場やスタッフとの方向性の違いで、袂を分かつことが多くなり、ここ最近は利益も頭打ちになってきた(成熟期)
→このままずるずると流されてしまい、ピンチを迎える(衰退期)


会社のステージが「成熟期」にあると考えたならば、とにかく何かを変えなければいけません。ただ、ピントが外れる施策をすると一気に衰退期に突入の可能性もあるのでご注意を。


●恋愛ライフサイクル
口説き口説かれ、縁があって付き合い始めた(導入期)
→逢っているだけで楽しい、目に映るものが生き生きしている、互いに愛情が深まる「一番楽しい時期」(成長期)
→慣れてくると、何かのボタンの掛け違いで心が離れていく(倦怠期でなく成熟期)
→互いに違う景色を見始め、意図せずとも「別離」を選択する(衰退期)


心が離れていく前に、何とかできなかったものでしょうか。


● 青春ライフサイクル
最終学年になり、
楽しくできるのもこの時だけだと気づく(導入期)
→友達と泣いたり笑ったりして、たまに恋心みたいなのもありながら同じ時間を過ごしたいと思う(成長期)
→「甘酸っぱい青春を送りたい」とは強く思っているものの、なかなか上手くいかない(成熟期)
→気付けば卒業しており、入学前の理想とのギャップに嘆く(衰退期というよりは、現実がわかったのかと)


黒でも白でも、月日が経過するほど思い出は美しいものです。同じ時間を共有した学生時代の友達は大事にしましょう。


製品でも、会社経営でも、恋愛でも全て「生き物」ですので、その時期その時期の戦略は必要になるようです。

そして、それが今どの時期にいて、どのように対応すればよくなるのかを考えないといけません。


ただ言えることは、人間の一生と同じように衰退期に入り、たとえ製品としての役目が終わったとしてもその辿ってきたライフサイクルはリスペクトすべきであるというのは個人的に強く思います。

これを再びのモノローグ風だと

『僕らはひとつひとつ経験して大人になっていくんだ。そう自分に言い聞かせて見上げた空はどこまでも澄んでいた・・・終わり』

ということで、勝手になんとかエピローグを迎えました。


いろんなところに飛んでしまいましたので、

次回は原点に立ち返り、皆様が製品やサービスを提供している相手、すなわち『顧客』についてそこはかとなく考えていきたいと思います。

※あくまでも個人の見解です。

会社が成熟期に入り「なんとかしなければ」とお考えの中・小規模事業者様
その際のご相談はぜひサポーテストへ。一緒に人生を見つめなおしましょう。

ちなみに、私の友人は「お見合いパーティーにありがちなライフサイクル」に陥ってしましました。

とにかく自分のキャラを知ってもらいたいが、元来人見知りなのでなかなか話しかけれない(導入期)
→なんとかお目当ての方と話できたが、なかなか会話が盛り上がらない(成長期)
→ライバルも増え始め、気持ちが切れはじめた(成熟期)
→縁がなかったとあきらめる(衰退期)

友人は今もパーティーに皆勤しています。

やはり相手に自分らしさをわかってもらえる事が一番だと思います。

2021年09月18日