泥舟さん日記です。
深く考えず、軽い気持ちでお読みください。
※文面は、サポーテストで再構成しております。あくまでもフィクションですので、ここに出てくる人物・会社・団体名は存在しません。「ノンフィクション風」ということでご理解いただければ。
「会社とはなんぞや?」と考え始めて数年間、様々な職種の方々に、その疑問に対する言葉を聞きかじりながらまとめております。
文章のみですので、それぞれで捉え方をしていただきたく、深く考えず軽い気持ちで想像力を働かしながらお読みください。
~「泥舟日記」より~
その11「社内会議の利用法」
10月 いつにも増してくだらない「数字しか言わない浅ーーーーい発表会」こと社内営業会議である。
偉い人が何か宣(のたま)っていらっしゃる。
「昔と比べて売り上げが少ない」だの、「俺の時代はこうだった」だの、彼らにとっては叱咤激励をしているのだろうが、現場サイドの人間のほとんどは、おそらく何も刺さっていないのは聞いている人たちの態度を見ればわかる。
俺もみんなと同じように、話を聞いているフリをしながらスマホを動かしている。
ところで
人間はウィルスなどの異物が体内に入ると免疫機能が発揮され、それを攻撃する抗体ができるそうだ。
おそらく、この「激励」とやらも、異物とみなして出席している我々の体内に侵入してくると免疫機能全開となるのだろう。
そして、「激励」ウィルスを何度も浴びせられると「鬱陶しいな」抗体ができ、何にも響かなくなるのはこのためであろうか。
何も響かないのならまだしも、中にはアレルギーを発症し最悪の場合アナフィラキシーショックで「会社の死に体」となって整理されていくか、辞めていくかの末路をたどる社員もいる。
アレルギーを防ぐには、さわらないこと、ふれないこと。
花粉症だったら花粉を吸いこまないようマスクをするように、意味のないと思われる励ましの「お言葉」は入り込まないように「心のマスク」が必要なのではないかと思った。
そういわれてみれば、以前会議で「目の敵」にされていた部長は体も心も壊して辞めたっけ…
会議も終了間際なので「免疫機能とアレルギーのメカニズム」のページをそっと閉じた。
よくよく考えればこの営業会議という名の発表会も「社員それぞれ免疫機能が発揮されているんだな」とか「人間の体って上手くできてるなんだな」とか、妙に感心しつつ、無駄な時間を勉強に充てる、まさにビジネスパーソンの鏡だと自分に言い聞かせてみた。
心はあまり晴れてはないが。
今月のわかったこと
「困ったことに、この会社の会議は色んな意味で勉強の場所である」