どんなに薄っぺらい仕上がりでも
ことわざ・慣用句からビジネスに役に立つ「何か」を学ぼうとする姿勢だけは見せるシリーズの
今回のテーマは「石橋を叩いて渡る」です。
意味は「用心過ぎるほど用心を重ねて物事を行うこと」
強固な石橋を渡るために、叩くほど慎重すぎる人や臆病すぎる人に対しても言われることがあります。
今の世の中
景気の良い話は少なく、失敗するとなかなか次回のチャンスは無いので、用心深く物事は進めていくことが得策ということなんでしょう。
ただ、慎重になりすぎると前に進めない気もします。
「右見て、左見て、右見て渡りましょう」は横断歩道の渡り方でも
「二回右見たあと、左から車が来たらどうするんだ?」とか「念のためもう一度左見ても、そのあと右から車が来たらどうするんだ?」「一日中右左を見過ぎてむち打ち症になった」とか言い始めると、その場所にテントを張って待つしかないのかなと思います。
そんな「石橋を叩いている」場面は 、日常生活やビジネスにもよく見受けられます。
たとえば
●ケース①:経営判断などの選択を迫られると「慎重に検討してみます」と曖昧な返事に終始し、期限が来ても結果的に何もしなかった。
「石橋を叩いているフリして渡らない」
安易な先延ばし策は、周囲からの評価が低くなるだけです。
せめて「慎重に検討した結果、ダメでした」の回答は出しましょう。
●ケース②:大きな商談において、A案で通せば良かったものの、社内での反対意見を恐れ、折衷案的B案にすると破談に終わってしまった。
「石橋を叩きすぎて崩落した」
慎重にやり過ぎても、結局失敗に終わる可能性があります。
社内本位よりは、なるべく顧客本位で商談は進めましょう。
●ケース③:これまでの失敗経験から、慎重になり過ぎて「決められない人」になってしまった。
「石橋を叩くのもやめる」
叩いても叩かなくても責任は取らされそうな立場の方たちは総じて「そこにあったとしても、石橋はなかったことにしよう」とする可能性が高いと思われます。
またどこかで同じことを繰り返すと思われますので、そのような方たちは逃がさないようにしましょう。
経営者としては
重要な場面であればあるほど判断の失敗は大きな影響を及ぼしますので、石橋を叩かなければならないほど慎重に検討する必要があります。
経営判断は最も重要な選択ですので、出来れば誰も判断したくないですし、もし失敗した時の自社を含む各方面へのショックは計り知れず、いっそのこと逃げ出したくなる気持ちもあると思います。
ただ、いずれは「向こう岸」まで橋を渡らなければならないのであれば、遠回りしてでも石橋を探そうとするか、たとえ石橋でなくても渡れそうな橋や浅瀬ならば思い切って突っ切ることも考えなければなりません。
おそらく必ず来る「その時」に対して、とりあえず必要なものは「橋を渡る勇気」ではないでしょうか。
※あくまでも個人の見解です。
私の友人は
以前からマッチングアプリで「石橋を叩いて」利用しています。
本人によれば、登録に万全を期しており、相手の方は事前に経歴や趣味もわかるので安全安心の「石橋」だそうです。
ただ、これまで石橋を渡ったという報告を受けてないのは、本人に渡る気がないのか、石橋に何らかの制限をかけられているのか…