「いつでもどなたでも経営学を利用できる」を標榜するサポーテストがそこはかとなく「経営学をわかりやすく説明して、わかりにくく例える」シリーズ、今回のテーマは「現状」です。
ビジネスでも普段の生活のなかでも何か問題点や気になることがあれば、それを解決するためにはまず現在の状態を把握しなければいけません。
「なりたい将来」-「現状」=「足りないもの」 の公式があるとすると
未来を見据えるうえでも、現状というものが重要となり、これを把握してこそ「足りないものを埋めるためにどうしていけばいいか」という戦略のヒントになります。
ということで「そこはかとなく現状を考える」の3回目の今回は「会社の現状を知ろう」です。
ここでいう「会社の現状」とは、会社における「現在の状態」や「今のすがた(立ち位置)」のことで
経営者はもちろんですが、一般の社員でも会社の現状を知っておいたほうが良いとも思います。
ちなみに、会社の現状と言っても「上司のデリケートなプライベート」や「職場の恋愛事情」を把握することではありません。 「専務があんなところに出入りしている」や「倉庫で手をつないでいた」というのも現在の会社の状況の一つなのかもしれませんが、ここは置いておいて…
社員も「俺が社長だったら」的な立場で「当事者」として経営に興味を持つことで会社への貢献が増すといわれております。
むしろ社員の方がビジネスに直面しているので、そこから会社を取り巻く現状がわかる場合も多いのではないでしょうか。
では
経営者や社員は「どのように会社の現状を知るべきなのか?」となると
よく使われるフレームワークとして「SWOT」や「3C」などがあります。
ここでは「SWOT」について説明していきたいと思います。
どうしても暇で仕方がない方は、紙と鉛筆をご用意ください。こんな感じだってことを知っていただくだけで「学び」になるかと思います。
(3Cについては他サイトでわかりやすく説明しておりますので、そちらをご覧ください)
まず「SWOT分析」とは、詳細に書かれている他サイトからまとめますと
『自社の商品の品質やブランド、値段といった内部環境と、競合やトレンドといった外部環境(※『そこはかとなく外部環境…』を参照)を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つに分類し、最適ビジネス戦略(経営やマーケティング)を考えるためのフレームワークで「会社として今後どの部分に投資すべきか」の要素を絞り込める有効な分析手段の一つとされています』
用意した紙に上記のように4マス書きます。
自分の会社の強み・弱みとは
文字通り自分の会社を客観的に見て「強いところ」や「弱いところ」を考えます。(これを内部環境といいます)
しばらく勤務していれば自ずとわかってくると思いますし、ビジネスに携わっていると「自社はどの部分が強くてどの部分が弱いか」と自然に見えてくる部分もあると思います。
ただし、あくまでもビジネスにおいてです。
ちなみに、弱みと言っても「常務のスキャンダル」や「課長の規則違反」を掴んで「ゆすりの材料」にできるということではありません。
「専務派からのトラップ」や「課長の魔が差した行動」も広い意味で会社の弱みでもあるかもしれませんがペンは置かずに、闇(ダーク)の部分は置いておきまして…
たとえば
強みの部分は「世間に負けない○○という技術力がある」とか「差別化出来る商品がある」など。
弱みは「○○という分野は立ち遅れている」とか「商品が市場に左右されやすい」など。
昨今の労働環境を考えると「離職率が高い」というのも弱みになるかもしれません。
「なぜ立ち遅れているか」や「なぜ離職率が高いか」など、もう少し細分化していく必要があるのかもしれませんが、今回は止めておきます。
強みと弱みを書き込んだ後
次に
ご自身で思う自社を取り巻く外部環境をポジティブな部分「機会」とネガティブな部分「脅威」に分けて考えてみます。
何度も言いますが、あくまでもビジネスにおいてです。
ちなみに、脅威と言っても「社長が占い師を雇い始めた」とか「仕事で後輩が頭角を現して急にタメ口になった」とかではありません。
「古代の政治手法(シャーマニズム)」も「底の浅さを見切られる」のも広い意味では脅威というよりは恐怖に近いものがありますが、今回は置き忘れておきましょう。
そんなこんなで4項目が出揃ったと思います。
もう一度冷静に、客観的な目で見てみましょう。
強みが弱みであったり、脅威が機会であったりすることがたまにあります。
現状分析するうえで最も重要なのは「冷静な目で客観的に見る」ことではないかと思います。
これで「SWOT」が出来上がりました。
それだけでも「立派な分析」だと思いますが
戦略に活かすにはその4項目を「掛け合わせ(クロスSWOT)」するれば、より理解できると思います。
次回は「クロスSWOT」について考えていきたいと思いますが、予定は未定です。
※あくまでも個人の見解です。
私の友人はSWOTと聞くとSWAPを思い出すそうです。
なので
金融も生活も「飽きたら交換」していくのでしょう。
現状も、これからも。