泥舟さん日記⑭『沈没船にはお宝がいっぱい』~ノンフィクション風ビジネス血風録~

泥舟さん日記です。

深く考えず、軽い気持ちでお読みください。

※文面は、サポーテストで再構成しております。あくまでもフィクションですので、ここに出てくる人物・会社・団体名は存在しません。「ノンフィクション風」ということでご理解いただければ。

「会社とはなんぞや?」と考え始めて数年間、様々な職種の方々に、その疑問に対する言葉を聞きかじりながらまとめております。
文章のみですので、それぞれで捉え方をしていただきたく、深く考えず軽い気持ちで想像力を働かしながらお読みください。

~「泥舟日記」より~


その14「新春早々 研修に行ってしまったの巻」

1月 
2泊3日で会社の管理職研修なるものに参加した。

先日から契約している経営コンサルタント会社主催で、弊社としては初の試みとして、参加者の管理職全員と経営陣が車で2~3時間かけて研修センターなる宿泊施設に泊り、早朝から全員で散歩や体操、昼間は座学やディスカッション、協同作業ゲームなどで「ミドルマネジャーの心得」を養うこととなった。



研修中の「学び」から

「部下のやる気の引き出しや課題解決には何が必要なのか」

「職場の一体感を作るためには管理職に求められるのは何か」

「そのために経営陣はどうすべきか」などに

落とし込んでいきたいのがコンサル会社の意図なんだってのは、末席の自分でさえ理解できたのであるが…。



やはり、そこは初研修の会社だからなのか、泥舟モンスター会社だからなのかは定かではないが

残念ながらなのか、案の定なのか、経営者から管理部門・営業部門など各部門の上層部の皆々様まで

予想通り、全くコンサルの狙いがわかっていなかったようだった。



参加した彼らのほとんどが、朝の散歩から終了前のディスカッションまで

「遠くまで来て、なんでこんなことやらせれてるんだ」の「ちんぷんかんぷんwhyムード」に包まれてた。

食事の席では

「集団でゲームして何が楽しいんだ」
「座学ではついつい眠っちゃったよ」
「ビールを飲みながらじゃ無理なのか」
「夜はコンパニオンの用意してるんだろうな」
など

決して安くない経費を使っているのに
わざわざ遠いところまで勉強しに来ているのに
組織の中の管理職のあり方を学びに来ているのに

曲がりなりにも経営している人とは考えられないコメントを乱発し、しかも周りは咎めもせず、同意しているかのようにニヤニヤと笑っている。


2日目の研修後、その日の振り返りと慰安のために設定した夕食後の親睦会では酒も入って大声で騒ぎ、あと1日あるにもかかわらず学生のサークル合宿のような雰囲気になっている始末。

もちろん翌朝、最終日の集合時間には前夜の「犠牲者」をはじめ、遅刻者が続出していたのは言うまでもない。

最終日の研修でも、彼らのグダグダっぷりは相変わらずで

こんな空気が邪魔になり

一生懸命学ぼうとしている管理職で、何かを学んだ人、何かが刺さった人、何かを変えようと思う人が現れたのかどうかは、研修終了時点で正直なところ期待はできないような気がしたのは俺だけではないはずだ。


逆にいっそのこと「反面教師」として学んでくれればと思ったほどだった。

くわえて、研修費や「遠足」となってしまった旅費を合わせると数百万円とのこと。

ちなみに、社長をはじめとする経営陣は充分に学習できたのか、コンパニオン不在で腹を立てたのかは知らないが最終日の受講を待たずして早朝に帰っていった。
 

コンサル会社も会社上層部と「狙い」を打ち合わせしただろうに。

まさかここまで「何にもわからない人々」とは思わなかったのではないか



全日程終了後、最初に思ったことは

「この会社には研修という『学び』が根付くのだろうか、いや絶対無理(反語)」であった。

そう考えると誰も得をしない、ただ疲れただけの「クソ無駄な日々」だということがいえる。

 

今回のわかったこと
 『ほとんど収穫のない時間であったが、「誰が課題か」だけはわかった気がする』 

2022年09月18日