ことわざ・慣用句からビジネスに役に立つ「何か」を、たとえ強引にでも学ぼうとする姿勢だけは見せるシリーズの今回のテーマは
「色眼鏡で見る」です。
意味としては
「①着色したレンズをはめた眼鏡。サングラスなど。② 偏った見方。先入観にとらわれた物の見方」となっております。
今の時代
色眼鏡と聞いてサングラスを想像する方はお年寄りの方を含めて少数で、大半の方は②で捉えていると思います。
この眼鏡の特徴としては
人によってはなかなかフィットするみたいで、かけていることすら気づかず、知らず知らずのうちにレンズの度がキツくなっていくようです。
なるべく早めにはずして「自分の目」で見たいものですが
誤った情報や実際に見れない(見ない)ことで、自然と色眼鏡をかけてしまっている場合も多いのではないかと思います。
ビジネスの世界では
色眼鏡が原因で起こる以下のような「目」の症状によりチャンスを狭めているケースも少なくありません。
ケース1)過去にトラブルのあった社員や能力があっても違う派閥だからと明確な理由もなく「アイツはダメだ」と色眼鏡で抜擢できない上司や経営陣。
● 色眼鏡をかけているうえに、ご自身の周りしか見えていない経営者では会社の上がり「目」は無いようです。
ケース2)色眼鏡同士の経営判断が決して良い方向にはいかないとわかっているのに反対意見を言えない少数派の幹部
●色眼鏡はただのダテ眼鏡のようですが、あとで「こうなることはわかっていたんだよ」と吠えても、誤った方向に導いた「色眼鏡の一味」として認定されます。難しいのは承知しておりますが、何とぞ勇気を持って「目」をつぶらないようにお願いしたいところです。
ケース3)一般社会から見れば、首をかしげたくなるようなありえない「ブラック判定」であっても、そういう社内慣習や規則がまかり通っている会社組織は社員全員が色眼鏡
●会社の伝統として、全体が自然と色眼鏡をかけてしまうので、いつのまにか見える景色は同じになってしまうのでしょうか。在籍時間が長い凝り固まったベテラン社員ほど、色眼鏡をはずしてしまうと何も見えなくなってしまいます。入社キャリアの浅い人ほど世間の「目」に気づくため、組織についていけなくなる場面は多いようです。
ここまでくると、健康診断での目の測定に「色眼鏡矯正」の項目も入れてみるというのはいかがでしょうか。
基準はわかりませんが、だいたい物事を「斜め」に見ている人に該当者が多数いるのかもしれません。
こう考えると
チャンスや自由な発想を阻害する色眼鏡は着用しない方が良いみたいです。
なので
経営者としては
染みついた「会社の色眼鏡」を意識して、自覚症状がなくても絶えず検診しましょう。
※あくまでも個人の見解です。
私の友人は色眼鏡をかけています。
学生の頃は、曲がったことが嫌いな正義感を持ったナイスガイだったのですが、社会に出たあたりから色眼鏡をかけ始めたとのこと。
最近、会社の検診で、色眼鏡を外して視力検査をしてみたそうですが、明らかに見えているのになぜか間違った方向を言ってしまったとのことでした。ちなみに、周りを見渡せば同様で、唯一見えた人は会社を辞めていったそうです。