動作解析とは
スポーツの分野で動作の観察することによってとらえられた現象において、運動の解析をおこなうことによって理論立てて動作を解釈していくことです。
これによってどの部分に負荷がかかり、どの部分を修正していけば自身のパフォーマンスを最大限発揮できるかに近づけることができます。
また画像などで「見える化」することによって解釈や納得しやすくなるという側面もあり、今後は実践とトレーニングには欠かせないアイテムになると思われます。
同様に、ビジネスにおいても
例えば「ライン作業分析」とは「ピッチダイアグラム」と呼ばれる各工程の作業時間を棒グラフに表した図を用いて、現場における各工程の作業時間と標準サイクルタイムを比較し「見える化」をおこなうことで、改善を行う手法などがあり「ビジネス動作解析」は有用だといわれております。(詳しくは他サイトにて)
このようにビジネスにも動作を解析する、すなわち一つ一つの動作を分析することによってどの部分に改善点や問題点があるのかがわかりやすくなるのではないかということで
ついに
サポーテストも「動作解析研究所(通称:サポ研)」を設立し、宇宙工学かどうかわからないですが、技術の粋を集めたかどうかわかりませんが、分析のために高価な機械を導入したかどうかもわかりませんが
ビジネスシーンを「動作を解析」することで、サポ研なりの問題点や改善点を考えていきたいと思います。
(※あくまでもブログ上1コーナーでの話です)
第1回目の研究テーマはは
「きっとどこかにある、時間をかけても『決められない』営業会議におけるミドルマネジャー(中間管理職)の動作解析」です。
そこで、時系列で営業会議における中間管理職の動作を追ってみることとします。(左から 経過時間:行動:動作)
0(分):00(秒) 会議のため資料配布 ➡➡➡ ●動作:ミドルマネージャー(以下M)「司会をする」
3:00 担当重役が遅れて入室 ➡➡➡ ●動作:M「間を持たす」
5:00 担当重役が雑談を開始 ➡➡➡ ●動作:M「苦笑いで相づちを打つ」
10:00 会議開始 ➡➡➡ ●動作:M「資料の説明をする」
20:00 質疑応答 ➡➡➡ ●動作:M「集中の切れている課員たちに意見を促す」
25:00 議論に熱がない① ➡➡➡ ●動作:M「定まらない方向性で焦る」
30:00 議論に熱がない② ➡➡➡ ●動作:M「落としどころで焦る」
35:00 議論に熱がない③ ➡➡➡ ●動作:M「困って重役に話を振る」
40:00 担当重役がピントの外れた演説 ➡➡➡ ●動作:Mも課員も「一点を見つめる」
55:00 会議終了 ➡➡➡ ●動作:M「結局何も決まらなかったと嘆く」
会議開始からの終了までの主な動作解析しますと
(司会を)する➡(場を)和ませる➡(相づちを)うつ➡(説明)する➡(意見を)促す➡焦る➡(話を)振る➡(うんざり)する➡嘆く
このように、動詞をならべただけでミドルマネジャーの苦労がわかりますが
動作を追って見ていくことで、問題点や改善点がどこのあるのかの仮説を立てやすくなります。
たとえば
問題点①:相づちを打つから担当重役が調子に乗る➡➡➡改善点:なので、出世を気にせず、もう相づちを打たない
問題点②:遅れてくるのを許すから担当重役が偉そうにする➡➡➡改善点:なので、出世をあきらめ後ろからスリーパーホールドを極めている妄想をする
問題点③:資料説明が長いから課員は集中力がなくなる➡➡➡改善点:なので、わかりやすくおもしろいプレゼンをするスキルを
問題点④:議論の内容がブレているから議論が白熱しない➡➡➡改善点:なので、忌憚のない意見や判断基準の明確化など司会者が事前に告知しておく
問題点⑤:ムダだとわかっていて担当重役に話を振るからみんなが「ムダな時間」だと思う➡➡➡改善点:なので辞表覚悟で「オマエのせいだ」とつぶやく
問題点⑥:何も決まらないから会議が活性化しない➡➡➡改善点:とりあえず何か決めグセをつけましょう
そしてこれらのことから、背景を考察してみると
「冷めている課員たち」や「あきらめの早いミドルマネジャー」、「とんちんかんな重役」という「ヒトの問題」に行き当たります。
ただ「ヒトの問題」だけでは、会議自体が全否定的になってしまいますので
「なんとか会議をまとめようとしているミドルマネジャーの努力」や「協力的な課員の存在や育成」など、ポジティブ要素を見つけてあげることも必要かもしれません。
もちろん、問題点や改善点は一つではありません。もちろんその答えも一つではないです。
いろんな角度から考えてみることが大切だと思います。
そして、どれか一つの動作でも改善することで、全体がうまく回っていく可能性もあると思います。
ちなみに
この分析によって課題が浮き彫りになり、ひとつひとつ改善していくことで決められない会議がなくなったとかなくならなかったとか。
少なくとも担当重役をなんとかしないといけないことがわかった…とか。
このように
全体を見渡すと「どこに手をつけていいかわからない」ことも、構成している動作一つ一つのなかにヒントが隠されていることは多々あります。
当研究所では
いろんな動作から、そこに潜む様々なケースを想像して検証していくヒントになればと思っております。
また次回の研究発表の機会でお会いしましょう。
※あくまでも個人の見解です。