泥舟さん日記です。
深く考えず、軽い気持ちでお読みください。
※文面は、サポーテストで再構成しております。あくまでもフィクションですので、ここに出てくる人物・会社・団体名は存在しません。「ノンフィクション風」ということでご理解いただければ。
「会社とはなんぞや?」と考え始めて数年間、様々な職種の方々に、その疑問に対する言葉を聞きかじりながらまとめております。
文章のみですので、それぞれで捉え方をしていただきたく、深く考えず軽い気持ちで想像力を働かしながらお読みください。
~「泥舟日記」より~
その15「イントロを聞かない若手社員にどう教えればいいのかの巻」
2月
遥か昔のような感覚で忘れてしまったのだが、先月のグダグダ研修は
「我々中間管理職であるミドルマネジメント層が部下である若手社員をどのように導いていくか」が、おそらくその内容だったように思う…。
なので
それ以来意識しながら接するようにしているが、彼らからは「(こちらの)話が長いと感じている」感がびんびん伝わってくる。
もちろん、これまでのこちらの話し方が適切ではないことも反省しているのだが。
そこで、最近は「どうしたら上手く伝わるか」を考えている。
できれば「この上司の人、意外に寄り添ってくれるじゃないの」という評価もいただいて…。
基本的なことから教えると、お世辞にも楽しいことばかりではなく互いに飽きてしまうので 「答えから教えるか?」 「短いセンテンス、ワンワードで言ってあとは考えてもらうか?」 「何も言わない方が自らの成長意欲が湧くのではないか?」 などの策をこらしていたが
よくよく考えると「なんでこんなに気を使わなければならないのか。少なくとも俺の頃はこんなのじゃなかったぞ」と嘆きたくなった。(「俺の頃は…」というのはNGワードらしい)
気を使う理由…… それは「若手が辞めていくから」
若手社員が半年で3人、予備軍も多数いるのではないかと思われる。これは中小企業にとって従業員、特に若い社員がいなくなるの大きな痛手だ。
セミリタイア状態のジジイなら大歓迎だが……と考えるとしんどくなるのでやめておこう。
原因は定かではない。
辞表には、人間関係や仕事への不満があっても「一身上の都合により退社」と書いているんだろう。それは今も昔も変わらないようだ。
その影響からか、会議で人事部から「若い社員は丁重に扱うように」とのお達しが出た。
ただでさえ、慢性的な人手不足の中小企業なので「誰か辞めたら誰かをリクルートしてこい」「自己責任で代わりを探せ」くらいの勢いでこちらに圧をかけてきていた。
今の時代、先輩風や上司風を吹かせての「上から強制」では生えかけた芽も簡単に飛んでいってしまう。
昔の感覚では、パワハラ認定されかねないので非常に難しい。
今の若者はイントロのある曲を聴かないそうだ。
メロディを楽しむことは、時間のムダなのですぐに本編に入りたいということなのだろうか。
それは、現代社会においてイントロは「めんどうな長い前置き」で「余計なこと」になってしまうのだろうか。
それでも、「イントロを味わえ」というとインハラ(イントロハラスメント)とも捉えられかねない。
そんなことを考えてみたが
部下への接し方も、時代に合わせて自分の考え方をアップデートしておけということなのか。
ただ「これで若手社員が成長します」という絶対的な方法なんてないだろう。人それぞれだし、仮にそれが簡単にできれば、こんなところで働かずにもっと立派な人間になっているし…
ただ、昔も今も、上司が教えても教えなくても、たとえ前置きが長くても社員は自分で勝手に育つんだろう。
思い起こせば
俺もイントロハラスメントのように、若手の頃、やりたくも聞きたくもない余計なことを当時の上司に押し付けられてきたよな。
最終的に我々の出来ることは「余計なこと」はせずに「若手社員の成長の邪魔だけしない」ことだけでいいのではないか。
と、一周回って結論が出たが
これも、結果的に無駄で余計な思い巡らしだった気もする。
今回のわかったこと
『この会社に入社する若い方が少なく、ベテラン勢が仕事をしないとなると、単価の安い若い世代が単価高のロートル世代を支えるという現代の問題に直面する。やはり国も会社も高齢化社会と少子化問題は非常に切実な問題なんだな』