そこはかとなく『外部環境』を考えてみる

 

「いつでもどなたでも経営学を利用できる」を標榜するサポーテストが経営学について、そこはかとなくサポーテスト的に考えるシリーズ、今回のテーマは「外部環境」です。


環境と聞くと
「セカンドライフは田舎で緑に囲まれているところが良い」とか「子育てのためには騒音や空気の悪い所は避けたい」「地球の森が消えていくので保全に努めなければ」「やはり一番は周辺の環境重視だな」「普段からエコロジーを心掛けてます」の「環境」を想像してしまいますが

経営学における外部環境とは「自社の外側で影響を及ばす様々なこと」です。

外側、外部というのは自社ではコントロール不可能なこと。

 

具体的にあげると、社会動向や税金の変更、景気、時代の変化などを指します。

これを、先ほどの「周辺の環境重視派の人」風にいうと
「交通の便は良いが、住民税も家賃も高い…都会の暮らしに憧れてたけど、都会には腹の黒い人たちがたくさんいるので住みたくないです」

嘆きはさておき
腹黒い人がいるかどうかはご自身ではコントロールできません。何とかしてこの都会で味方を探しましょう。


経営戦略を考えるにあたって
内部環境といわれる「ヒト・モノ・カネ・情報など」と、この 外部環境を分析していくことが重要であると言われております。

「外部環境にはマクロやミクロがあって…」などを深掘りすれば、たくさんの小難しいことに当たりますが、興味のある方は他サイトに詳しいですので、そちらをご覧ください。

さて
この外部環境ですが、経営学ではおおまかに「政治・経済・社会・技術」と「業界分析」に分けられます。

「政治・経済・社会・技術」は直接的にも間接的にも我々の暮らしに関わってきますので
「時代がどのような方向に行っているか」や「これからの生活スタイルや趣向」など、トレンドを写しだすと言われております。

それを分析することで経営者にとって「どのような商品が売れるか」や「どのような顧客を創造できるか」を考えることができます。

これを、エコロジーを心掛けている人風にいえば
「これからはリサイクルの技術発達や法制化により、環境にも人にもやさしい循環型社会になるだろうけど、なぜか私の周りに腹の黒い人がたくさん集まる」

時代の変化は予想できても、よこしまな人の心は見抜けないことはさておき

腹の黒い人が循環型にならないことを祈りつつ、「これからどうなっていくか」の予想は常にしておきましょう。


また「業界分析」とは、その企業が属している業界についての分析をします。

これにより自社の業界の成長性や魅力度が理解できます。

手順としてはいくつかの要素があり、競合や新規参入や買い手・売り手などを見ていくことでその業界の状況を細かく分析することができます。

これを、先ほどの都会に出て来た人間関係に苦労しているエコロジスト風にいうと
「働き始めた業界は、競合もなく、買い手や売り手もやさしい、魅力的だが、いずれは腹の黒いヤツがうじゃうじゃいる業界になるのが見えます」

予言まではじめるほど、精神衛生の環境破壊が起こっていることはさておき

どこの世界にも腹の黒い人はおりますので、せめて自分の心は緑色でいたいものです。


さて、外部環境について
現代では各メディアなどで「政治・経済・社会・技術」を容易に知ることができるため
「(外部環境を)コントロールはできないが、できないなりに予測することができる」のではないでしょうか。

一見、腹の黒い人はわからなくても
何気ないニュースの一コマや偶然見たネットの記事でも、今後を外部環境を知ることになり得るということです。

また、業界分析の方法はわからなくても、その業界に属していれば、これまでの経験や知識でそこに横たわる「チャンス」や「脅威」は感覚的に理解できるはずです。

腹の黒い人も経験や醸しだす臭いでわかることもあるかもしれません。


経営者もエコロジストも単純な人も
これからの行く末を考えるためには、取り巻く外部環境を自身の経験や知識で加工しながら、常に自分なりの「アップデート」しておくことが大切なのではないかと思います。

ただ「世間が悪い」「社会が悪い」外部環境のせいにして、腹の黒い人に惑わされないように。

※あくまでも個人の見解です。

 

私の友人に、外部環境(政治・経済・社会・技術)に疎い人間がいます。
彼の口癖は「バブルの頃に比べると…」です。

「バブルの頃に比べると、社会は元気がない」
「バブルの頃に比べると、ギラギラしていない」
「バブルの頃に比べると、技術力は進歩していない」

いまだに「バブルの頃」が比較基準です。

先日も
「バブル経済以降、何も変わってないじゃないか」と嘆きながら
嬉しそうにスマホの課金式マッチングアプリを使って出逢いを求めていました。

バブルの頃より少し老けた横顔を見ながら

「時代に取り残されずに、この人は必ず生き残る」と妙に納得してしまいました。

2022年05月28日