そこはかとなく「コスト」について考える

 

「いつでもどなたでも経営学を利用できる」を標榜するサポーテストが、そこはかとなく「経営学をわかりやすく説明ながら、わかりにくく例える」シリーズ今回のテーマは「コスト」です。

コストと聞くと
「コスパ(コストパフォーマンス)の良い」や「商品開発にはコストがかかる」など、一般的にはお金の「費用」の意味で使われることが多いのですが、精神的や肉体的な「負担」もコストと呼ばれています。

どうでもいい話ですが、某量販店の「コ〇ト○」は「コスト+コーポレーション(企業)」だとか。(興味のある方は他サイト詳しいです)


このコストについて
皆さんがふと思うような質問を、あじきなく見ていきたいと思います。


じきない質問①「コストを価格に転嫁してもいいですよね」

なるほど
商品の価格にコストを転嫁するのは当たり前です。ただ、マーケットが価格競争の状態ならば、顧客側から「企業努力」という名の「コストを減らすこと」が求められ、場合によっては転嫁しないで「思いっきり泣く」ことがあります。悲しいですが。

たしかに
経費で落としてくれるとなると、贅沢をして何でもかんでもオンしてしまうのは「どうせ自分のカネじゃないし、いただけるものはこの際どさくさに紛れて転嫁しちゃおう」というスケベ心のようなものなのでしょうか。違いますか。


あじきない質問②「コストのかかる客はやめた方がいいですか」

なるほど
例えば、売上や利益の貢献度が高くない顧客に対して、これ以上に労力がかかったりクレームが多かったりすると顧客の将来性や自社の人手不足などの理由で、やむを得なく「顧客切り」に走ってしまう企業も今後増えてくると思われます。「価値」よりも「コストの大きさ」が選別基準になるのは、お客様が神様だった「神話時代」の終焉ということでしょうか。余裕のない企業が多くなると、商品やサービスを供給する側も受ける側も「選別される時代」になるのでしょうか。

たしかに
近くにいるのが当たり前だと思っていたのに、イヤなところだけが目につきはじめ「交際する価値」よりも「交際するコスト」が大きくなり別離に走ったという感じでしょうか。違いますか。

自身の「心のコスト削減」のために、切り出された方はたまったものではないでしょうが、どのような理由があるかは、当事者マターですので周囲にはわかりません。お二人でより良い解決を。


あじきない質問③「コスト削減と聞くと切羽詰まった感じがします」

なるほど
「コスト削減」と聞くと「リストラ」や「人員整理」などの「会社のピンチ」というマイナスイメージが想起されます。削減する側も、される側も、お互いに辛い思いをするためできれば実施したくないものです。

たしかに
「心のコスト削減」のため、パートナーの方に突然「リストラ」を宣告されると、気持ちの整理がついていないので「転職」や「就活」もままならない感じでしょうか。違いますか。

ちなみに、パートナーから「転職」する予定をやめて「そこに留まる」と決断した矢先に逆リストラされるという不幸な出来事もまれに見受けられます。総じて、この場合は切る側にダメージはあまりない傾向があるようです。これは意外と合っているかと。


いずれにせよ

コストというのは、経費などの目に見えるものから、書類や損益シートでは見えない精神的・肉体的負担の類のものまであります。


経営者の方は、そのコストが「それをすることによって会社に価値をもたらすのか」「それをすることで会社の理にかなっているのか」を深く読みすることが求められていきます。

そのためには目に見える結果だけでなく
社員や組織運営そのものに関心を持つことで、コストの表と裏を知ることができるかもしれません。


ビジネスもプライベートもコストについて考える前に「このコストはどのような価値につながっているか」をまず考えていただければと思います。

顧客から大事な人まで、なくなってからお互いに後悔しないためにも。

※あくまでも個人の見解です。

 

私の友人は公私ともいろんなところでリストラにあってます。
本人は「旅立ち」または「卒業」、はたまた「転進」と呼んでいますので
「ようやく日本も欧米並みに自分のやりたいことがわかるまで職を変わっても良い時代になったんだな」と
社会を変えるために自分も戦ってきたぞ感を見せています。

この前向きさを、周囲は「コスト」と取るか「価値」と取るかで世の中の寛容度がわかるんだなと思いました。

2022年06月18日