柳の下にドジョウは本当にいるのでしょうか

 

ことわざ・慣用句からビジネスに役に立つ「何か」を考えるシリーズの今回のテーマは

「柳の下にドジョウはおらぬ」です。

意味は「一度うまくいったからといって、その後もうまくいくとはかぎらない」ということです。

これは常に肝に銘じておきたいフレーズです。

人というのは過去のうまくいった成功体験を必要以上に美化してしてしまいます。

華やかな思い出は今の自分を勇気づけてくれるものですが、未来を決めるに至って、時に成功体験は邪魔になることも少なくありません。

ホントに気をつけたいものです。


ビジネスに関しても、「柳の下にドジョウはおらぬ」場面に遭遇することはたくさんあります。

●ケース1:偶然成立した大きな商談の後に、ダメもとでさらに大きな商談をすると、なんと成立してしまった。

「柳の下にドジョウは意外と居た」

このような「振ればジャストミート」の絶好調な状況は、何年かに一回あります。
ご自身の実力と思われるのも良いとは思いますが、せめて表向きだけでも謙虚にいっておきましょう。
でないと、のちにとんでもないしっぺ返しに遭う可能性があるので気をつけましょう。



●ケース2:偶然成立した大きな商談の後に、「さすがにもうこれ以上は通らないだろ」と思って消極的な見積もりを出してしまったら、ライバル社にさらに大きな商談を横取りされた。

「柳の下にドジョウはいないと思い込んでたら、なぜかいた」

こういう時は泣くに泣けず、判断できなかった自分の弱さを痛感してしまいます。

どんな時もとりあえず「言うだけタダ」の精神は忘れないようにしましょう。



●ケース3:会社が潤い、自分の自信にもなるような大きな商談成立を夢見ているが、1円や10円単位の見積もりや値引き、細かいアフターサービスやクレームの交渉に明け暮れて業績が伸びず、知らないうちに今日も一日が終わってしまう。

「柳の下にドジョウはいないがオケラはたくさんいる」

ドジョウを求めて柳の下の「拾い屋」と化しても、現実は厳しいものです。

でも、顔を上げて前を向き、普段から会社を救うヒーローになる準備だけはしておきましょう。



基本的には、柳の下のドジョウは普通はいないもので、「あればラッキー」なボーナス的なものと考えておけば
と思われるのですが 、不景気になると「ドジョウがいた実績」として、つい計算に入れてしまう経営者の方もいるのではないでしょうか。


ただ、極たまに何の根拠もないのに不思議な「ドジョウ確変」に入ることもあるので難しいものです。

経営判断に迫られるとき
その「ドジョウの成功体験」で決断を鈍らせることは大いにありますが、なんとか冷静な分析をおこなっていただければと思います。

かといって
「ドジョウ確変」の連チャンが続いてくれるに越したことはなく、そんな場面こそ「経営者でよかった」とホッとする瞬間でもあります。

基本的に
経営者はとしては、あわよくばドジョウを狙いつつも
「ドジョウなんているわけない」「仮にドジョウがいても、それはウツボかもしれない」程度に考えておくと
気持ちが楽になるものではないでしょうか。

二匹目のドジョウを味わってしまうとなかなか幻想から抜け出すのは難しいものですが・・・


※あくまでも個人の見解です。

 

私の学生時代からの友人に「ドジョウ漁師」のような「神の手」を持つ方がいます。
学生の頃は、決して強運の持ち主とは思えなかったのですが
本人曰く、何をやっても上手くいかなかったが、ある時期からこれまで全くモテなかったのが突然モテ始め
さらにどんなギャンブルも勝ちまくって、今ではビバリーヒルズに家を建てたそうです。

「なぜそんなに確変になったの?」
と聞くと、ポケットから金色に輝く仏像みたいなキーホルダーを取り出し

「ダマされたと思ってこれを身につけてから、すべてがツキ始めた」と。

もう彼は、雑誌の裏表紙の世界に旅立ってしまったということがわかりました。

2022年06月18日