泥舟さん日記です。
深く考えず、軽い気持ちでお読みください。
※文面は、サポーテストで再構成しております。あくまでもフィクションですので、ここに出てくる人物・会社・団体名は存在しません。「ノンフィクション風」ということでご理解いただければ。
「会社とはなんぞや?」と考え始めて数年間、様々な職種の方々に、その疑問に対する言葉を聞きかじりながらまとめております。
文章のみですので、それぞれで捉え方をしていただきたく、深く考えず軽い気持ちで想像力を働かしながらお読みください。
~「泥舟日記」より~
その21「会社のタブー部門」
8月
時代の流れからか、企業にはどうしても儲からない部門がある。
昔は花形で、会社の屋台骨を支えてきた部署が、現在では赤字に転落しているところは少なくないだろう。
弊社の場合は、その赤字部門の改善策がみえていないうえに、なぜか会議などでも話題にもあがらない不思議。
逆にこちらの部署に「カバーしてやれ」とか言ってくる始末である。
そりゃ、一時的に儲からないのであれば、こちらも厳しい時期はあるのでお互いをフォローしあうのが会社組織だと思う。
しかし、ずっと赤字の垂れ流しが続いているのに、その原因にもまったく触れず「今もあなたたちの生活を支えているんですよ。我々の部署が」とでも言っているかのような優遇のされ方に見えてしまうのは俺だけか…
そのような会社は、おそらく以前は優良部門であったために当時の人材がそのまま上がって会社の幹部になっている場合が多いからだろう。
実際、わが社も今の役員たちの多数は、そこが出身母体だ。やはり、人は「根っこ」が同じだと甘くなるのだろうか。
まさか、「遠い昔の成功体験」しか持たない彼らは、いつでもあの赤字部門がⅤ字回復できるとでも本気で思っているのだろうか?
その当時のような状況になれば回復するだろうが、もう過去完了の世界だ。
未来形にするには解体してやりなおしほうがいいのかもしれない…
それが出来ればとっくに完了しているか…
そう思いながらも
「あそこが大赤字になっているから、こちらも少々赤を出しても怒られないだろ」と内心はしばらく改善しなくてもいいんじゃないかと隠れ蓑にしようとしている自分もいるが…
ただ、分が悪いと悟った偉い方は、こういう時には痛いところを突かれまいと別の方向に目を向けようとする。
そうなると
手っ取り早いのは、売上高で下位クラスの立場の弱い部署が狙われるのである。
「弱い部署のくせに生意気だな」「オマエたちのお荷物部署を支えてやったのは俺たちだ」などなど
完全にいじめの原理の一つである。
ほどなくして
あの「元花形部署」が、会社の営業利益を大きく食い潰すような赤字を計上するそうである。
こういう時に偉い人達は、おそらく別の方向に目を向けるんだろう。
立場の弱い 俺の部署に…
今月のわかったこと
「昔、投げてた剛速球が、今はただのチェンジアップになって簡単に打たれているのは、本人は気づいてないのか、周りが気づいてないのか、気づていないふりをしているのか……」